まさかの「ケア」シリーズ継続。(笑)少し視点を変えて
今度は足です。とは言え、「息育と足育」なんて言葉が
あるように、意外と鼻や口ケアと併せて推奨されていたり
します。
足ケアの主ターゲットは趾(あしゆび)です。足の親指が
曲がってしまう外反母趾が有名ですが、それ以外の趾も
よく観察してみると意外と変形が多いのです。例えば趾が
横に寝てしまっていたり、しっかり接地してなかったり、
関節にタコができていたり。これらも立派な変形で外反母趾
共々、身体に悪影響を及ぼします。
これらの変形があると足のクッション作用が低下して、本来
足で緩衝していた衝撃を足首や膝、腰で負担しなければ
いけないので、慢性疼痛の原因になり得ます。肩こりの遠因
になっていたりもします。変形の原因は何を隠そう足の甲の
筋力の衰え。最近では小児にも外反母趾が発生していますが、
靴やスリッパが当たり前になってしまって、足の筋肉をしっかり
使えていないことが原因ではないかと言われています。決して
ハイヒールが原因ではないのですね。
原因が筋力なので、対策は薬剤ではなく運動です。ひろのば体操、
趾じゃんけん、タオルギャザー、そして合わない靴を履かない
こと。まずは子供も大人も自分の趾を観察するところから始めて
みましょう。
もう1点、足ケアで重要なのがふくらはぎです。熊本地震の
震災関連死としてエコノミー症候群が紹介されていますが、
これは緊張と脱水と継続した同一姿勢が原因です。という
ことは震災時に限った状態ではないですね。イライラしながら
コーヒーがぶ飲みしてパソコンとにらめっこ、なんてやって
ません?(^ ^;)高リスクです。予防にはふくらはぎの筋肉を
しっかり使うこと。散歩やストレッチなど意識してふくらはぎ
を動かしましょう。仕事に疲れたら、その場で立って爪先立ち
運動!