院長室

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カロリー控えめ

なんとなく健康そうな響きがする「カロリー控えめ」。

料理のレシピ集や食事療法など、様々な場面で遭遇

しますよね。果たしてカロリーは悪者なのか?

 

そもそもカロリーは水1gを1℃上昇させるのに必要な

熱量、という定義です。我々の生命活動にも熱量が必要

なので、カロリーが多いとか少ないとかが健康の

指標に用いられたりするわけです。

 

そしてその延長で、「肥満はカロリーオーバーの結果

なので制限しましょう。」となっています。糖質の

カロリーに比べて脂質は2倍以上なので、当然この

指針で行けば脂肪カットの食事が推奨されます。でも

ここがミスリードなんですねぇ。

 

肥満状態では脂肪が多いのは確かなんですが、それは

脂質を食べ過ぎたせいではありません。脂肪細胞を

合成するのはインスリンの作用がメインだからです。

そしてインスリンを分泌させるのは糖質だけです。

つまり糖質の過剰を何とかしないと肥満は防げない

わけです。

 

でも国が推奨する “バランスの良い食事” は炭水化物が

60%なんですね。そりゃあ生活習慣病が減るわけ

ないと。糖尿病治療の現場でも相変わらずカロリー

制限食がメインで、かつ炭水化物の割合は遵守されている

ので「ほとんどコメで1600kcal」という珍妙な

治療食が提供されています。

 

カロリー表記をしてある商品やメニュー表がほとんど

常識となっておりますが、それよりもまず気にするべきは

糖質の割合です。

    2016年2月29日 月曜日

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