初診時に記入して頂く問診票。ウチでは体幹調整療法や
鍼治療の時にもお願いしていますが、結構これが重要
なんです。我々からすると少しでも事前情報があった方が
予め方針を想定しやすいですし、患者さんからしても
なかなか口頭で上手く伝えられないことを書けるから
です。
逆に言うと問診票の記入が乏しいと、それだけ診察が
スムーズにいかなくなります。記入漏れがあればそれを
改めて尋ねる必要があるし、患者さんも希望を伝えられず
結局満足しないまま帰るハメになるとか。ウチでは
記入漏れのある場合はスタッフに再度尋ねてもらうなど
して対策していますが、貴重なコミュニケーション
ツールでもあるので、是非しっかり書いて頂きたいです。
最近では医療機関のみならず、エステサロンなんかでも
問診票が取り入れられていますね。ひょっとしたら
銀行や携帯電話ショップなども導入するかも知れません。
それだけ問診票はサービスを提供する側、受ける側
双方にメリットがあるということです。
逆にデメリットはあるか。僕らのような職業では先入観
を構築してしまうことでしょうね。問診票は自由度も高く
とても有用なツールですが、それで診断が決まるわけ
ではありません。それを勘違いすると問診票とパソコン
のモニターしか見ないドクターになっちゃうでしょう。(^ ^;)
我々のみならず、見て話す、のが接客の基本ですよね。
それをスムーズにするための潤滑油、みたいなのが問診票
の役割と捉えるといいかも知れません。