糖質制限を率先して広めている著名な方が若くして
心不全で亡くなったために、ここぞとばかりに
糖質制限批判が巻き起こっているようです。それに
対する反論も既にあちこちで見られるので、まあ
僕はいつもの調子で更新します。(笑)
糖質制限はあくまで糖質過剰な人への治療法です。
日本人はあまりに無自覚に糖質過剰になっている
ケースが多いので適応者も多いだけです。さらに
糖質過剰ではいわゆる中毒のような状態になるので
一念発起して糖質制限を始めてもなかなか続かない
んですね。
なぜそんなに糖質過剰はいけないかと言うと、血糖値
が乱高下するからです。これに尽きます。極論すれば
糖質を食べても血糖値が乱高下しない人であれば、別に
食べたっていいんです。まあそんな人は既にヒトでは
ないかも知れませんが。(^ ^;)
血糖値が激しく動くとホルモンの過剰な分泌などが
起こって自律神経失調が起こりますし、アレルギーや
炎症の原因にもなります。高血糖状態が続けばもう
それは糖尿病ですが、イコール癌の増悪因子でもあり
ます。
昔の精製されていない炭水化物を使った和食なら
まだしも、現代の精製されまくったコメやパンでは
血糖値の乱高下は免れません。ただ糖質制限をしても
血糖値が乱高下する病態もあるし、急な糖質制限で
糖新生が追いつかず不調になる場合もあります。
最近は書籍やネット情報も含めてかなり細かい情報が
入手できます。医療関係者でなくても、一度は糖質に
ついて学ぶべきだと思います。そうすると賛成派 vs
反対派の争いがアホらしく見えますよ。