漢字にすると、ああ便秘だったんだ、ヨカッタね。で
済まされそうなのでローマ字にしてみました。あまり
効果はない模様。
さて、漢方では消化機能を「脾」と表現して重要視して
いますし、西洋医学でも最近は腸内環境をまず整えよう
的な話をよく耳にします。それだけ人間にとって腸は
大切な臓器であると再認識させられますが、その機能の
指標は何でしょう?それは便通です。
腸内というのは人体の外です。皮膚の延長ですからね。
その腸内の住人が腸内細菌で、実に100兆以上いると
言われています。この腸内細菌の死骸や腸の粘膜の垢が
便の大部分を占めます。食事をしなくても便が出るのは
そのためです。
なので、便通の良し悪しが腸内環境を示唆すると言っても
過言ではないわけですね。じゃあどんな排便が良好と判断
できるのか。それが分かるのは便の形です。仮に毎日排便
があるとしても、硬いコロコロ便であったり、逆に泥状で
あったり、あるいは排便時にいつも腹痛があったりして
いては便秘でなくても不調と判断すべきです。
飲酒後に下痢になったり、辛いものを食べると腹痛が出たり、
と食事に関連して排便不調になることもありますし、寝不足
やストレスで便秘になったり、と神経性に不調になること
がありますよね。これらは腸内細菌がヘソを曲げている状態
です。排便時によく観察して、腸内細菌の調子を見てあげる
習慣をつけましょう。