当院ではBスポット治療という聞き慣れない治療を行って
おりますが、この「B」は英単語の頭文字ではなく「鼻咽腔」
の頭文字だというのはあまり知られていない事実。
この鼻咽腔に慢性炎症があると身体中に炎症が引き起こされ、
鼻炎症状だけでなく腎炎や皮膚炎の原因になり得ます。これを
治療するのがBスポット治療なわけです。で、さらにその
鼻咽腔の炎症を引き起こす原因の一つが「口呼吸」です。
本来人間は「鼻呼吸」優位でなければいけないのですが、
「口呼吸」優位になってしまうと、鼻咽腔の炎症が起こり
やすいのです。そしてその「口呼吸」を改善する体操が
「あいうべ体操」です。やっとタイトルに繋がった。(^ ^;)
何度かこのブログでも取り上げていますが、この「あいうべ体操」
の総集編とも言うべきムック本がこの度発売になりました。
驚くべきは改善症例の写真の数々。ホントに?!と疑ってしまう
ような例がたくさん収録されています。また、体操方法だけで
なく、口テープのやり方や効果も紹介されています。僕も診察で
極力説明していますけど、時間的にも難しい部分がありますので、
是非一度この本を参考に自身の生活に取り入れて頂きたいと
思います。っていうか、やって、お願い。(笑)
特にこれから冷えて乾燥してくると、インフルエンザや風邪との
戦いになります。鼻呼吸でいつも口腔内が潤っている人ほど、
これらの罹患率は低いものです。さらにはアレルギーや精神疾患も
この季節悪化しやく、口呼吸と関係しているかも知れません。
薬を飲むよりも先に、自分で自分の身体を守る手段を手に入れて
頂きたいと思います。っていうか、やって。(笑)