院長室

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You are what you eat

「あなたはあなたが食べたもので作られる。」これは

栄養療法では格言めいた有名な文言で、ダルビッシュ投手

が紹介していたり、最近ではもこみち君も言っています。

シャンプーのCMですが。(笑)


当然と言えば当然のことで、悪い食習慣では細胞は悪く

なるし、良い食習慣では良い細胞ができるから健康に

なるよ、という食の重要性を改めて説いた名文と思います。

食事療法を導入する上での「殺し文句」とも言えましょう。


実はもう一つ名文がありまして、それは「腸の中は身体の外」

というものです。我々は食事を食べたり薬を飲んだりしたら、

それで安心してしまう傾向がありますが、口に放り込んでも

それだけでは吸収されたわけではないよ、ということです。

つまり栄養素でも薬物でも吸収されて初めて身になるから、

腸内環境を常に気にしなさいよ、という示唆なわけです。


これも当然と言えば当然なのですが、忘れがちな部分でも

あります。せっせとプロテインを飲んでも吸収されなければ

筋肉にもなりませんし、またウィルスなんかは吸収されたら

困るので、ブロックして下痢させたりもします。俗に胃腸風邪

と言われる病態です。


これら2つの名文を合わせると、「あなたは腸が吸収したもの

で作られる」となります。何となく文の美しさが半減した気も

しますが(笑)、そういうことです。英語で言うと「You are

what guts digest」となるのかな?語呂悪いから流行らんな。(^ ^;)

これからは食事も薬もサプリメントも「果たして吸収されたのか?」

という視点を持ちましょう!

2015年10月29日 木曜日

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