院長室

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血流とは

「肩こりは血流が悪いからよ。」「年とると血流悪く

なるでねぇ。」などなど、「血流」という単語は我々の

日常に溶け込んでいます。でもじゃあ血流を良くする

にはどうすんの?と言われると途端に諸説入り乱れる

結果になります。マッサージ?血液サラサラ薬?

タマネギ?(笑)


これは正確に「血流」が理解されていないせいかも知れ

ません。「血流」の理屈がしっかりすれば少なくとも

大きな間違いはしないでしょう。血流を理解するには

線路と電車に置き換えると分かりやすいです。線路が

血管で電車が血液、乗客が酸素や栄養素です。線路が

途絶えても、電車が遅延しても乗客は目的地に行けま

せんよね。


先日、皇后さまが「心筋虚血」で精密検査、なんて

ニュースがありましたが、これは心臓を栄養する血管が

細くなって心臓に血液が届きづらい状態のことなので、

線路の問題です。逆に鉄不足で貧血状態になっている

のは酸素を運べない状態ですから電車の問題です。タバコ

もヘモグロビンの機能低下を招きますから電車の問題です。


ということで、「血流が悪い。」と言ってもまずは線路の

トラブルなのか、電車のトラブルなのか、はたまた両方

なのかを見極める必要があります。そして何が原因でその

トラブルが起きているかが分かれば、的を射た治療が

できる道理です。


僕もよく「血流を良くする漢方薬です。」なんて説明します

けど、厳密には血球成分のうっ滞を改善するツールなので

これは電車の治療です。線路のトラブルにはあまり効果が

期待できないので、線路の治療になり得るストレッチも

併せてやってもらったりするのです。鉄不足で電車に問題

がある場合には、せっせと運動したって血流は良くならない

というのも分かりますよね。

    2015年8月10日 月曜日

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