院長室

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「マッドマックス」

ここ最近、続編やリメイク作品が目立つハリウッドですが、この

「マッドマックス」も実に30年ぶりの新作です。これまで3作が

作製され通算4作目となるわけですが、特に第2作目が世界に

与えた影響は強大で、我々世代のバイブル漫画「北斗の拳」も世界観

から服装まで思いっきりマッドマックスなのは有名な話。


正直シリーズものとしては、「ロッキー」や「ランボー」、「ダイ・ハード」

や「リーサルウェポン」、「ダーティーハリー」なんかのレジェンド

には及ばないのですが、アクションの派手さ、主演のメル・ギブソン

のセクシーさはなかなかのものでした。そんなわけで、今作は

メル・ギブソン主演ではないけども、期待の高い作品でした。


いやね、映画批評家達の評価が凄いのよ。辛口で知られる人までどこぞ

からワイロを貰っているのかと疑うくらい激賞しているのですが、

いやそんなでもないよ?!どしたん?落ち着けや、と諭したくなります。

確かにシリーズ最高のアクションだし、外連味溢れるシーンの数々は

ワクワクします。でも致命的な点が2つ。主人公が格好良くない、

敵キャラが強くない。(悲)アクション映画でこれはとてつもなく痛い。

今回主演に抜擢されたトム・ハーディさんにメル並みの質を求めるのは

酷ですが、ヒロイン(?)のシャーリーズ・セロンさんの方が100倍

格好良いし美しい。敵キャラに関しても身なりは狂気じみてて素敵だけど、

ほぼ物量作戦かつ無計画すぎて意味不明。ボス自ら運転するってどうよ?

主人公とボスキャラにあくの強いクセみたいなモンを作ってキャラ立て

しないと、どうしてもマイナス面に目が行っちゃうわけですよ。


アクションは凄いんですが、暴走トラックの先頭に火を噴くギターを演奏

するイカレ野郎がいるとか、トゲトゲの付いた車で疾走するとか、カット

割りも含めていちいちカッコいいんですが(笑)、そういうニッチなB級

アクションを目指すなら、演出も脚本もそっちに振り切れないと中途半端

な感じになってしまうのよね。変に大作感出しっちゃったわねぇ。ピーコです。


監督のジョージ・ミラーさん(御年70歳!)はトム・ハーディ主演で

続編を作るそうですが、旧シリーズのような奇跡でも起きない限り、多分

これ以上にはならないでしょうなぁ。しかし「ターミネーター」とか

「ジュラシック・ワールド」とか「スター・ウォーズ」とか鉄板(と思われる)

企画目白押しなのは興醒めします。このままだとセンスフルな映画が

どんどん陽の目を見なくなってしまうかも。とか言って「ミッション:

インポッシブル」は絶対観るんですけども。(^ ^;)

戸枝先生、報告は以上です!(ダレ?)

    2015年6月25日 木曜日

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