副腎疲労症候群専門クリニックとして、診療にセミナーに
と尽力しておられる本間龍介・良子Dr.の新しい著書が
発行されました。これまでにも副腎疲労症候群の著書は
出版されておりましたが、今回はその食事療法に絞って
書かれたムック本です。
「Dr.クロワッサン 副腎が作るスーパーホルモンが病気を治す」
副腎疲労症候群はコルチゾール分泌不全による病態の総称
で、それはそれは多彩な症状を呈します。コルチゾールは
1人で何役も仕事をこなす “スーパーホルモン” である反面、
活躍し過ぎて不足してしまうこともあります。それを防ぐ
には実は薬剤ではなく、毎日の食事の工夫です。
栄養療法でももちろん食事が重要で、毎日のように僕も食事
指導をしていますが、「糖質を最初に食べたらアカンよ。」
と言うと「じゃあ何を食べろってーの?」と逆ギレされる
こともしばしば。思い付かないと言うことはそれだけ糖質依存
状態だと言うことでもあるのですが(^ ^;)、確かに食事は
習慣になりすぎて変えるという発想すら無いかも知れません。
そんな時に頼りになるのがこのムック本です。学術的なこと
は最低限にして、美味しそうな「コルチゾール温存メニュー」
がふんだんに紹介されています。僕も実際に料理に携わって
いないので、なかなか具体的な指導ができませんから、こう
いった書籍は助かります。こうれから逆ギレされたらこの本を
見せようかと。(笑)