院長室

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断食療法

カッコイイ言葉で言うとファスティング。昔からある治療法

ですが、最近にわかに注目を浴びているようです。栄養療法

の視点からすると、とんでもない治療法に見えてしまいますが

さて、どうなんでしょう?


言うまでもなく、僕は賛否どっちでもない派です。ファスティング

の本質は「腸の休息と解毒」です。だから腸が疲れていて、

体内に毒が溜まっている人ならば適応となります。糖質制限

でもそうですが、「○○は××病に効く!」という短絡的な

情報だけで開始すると実は適応ではなかったりして、却って

不調になってしまいます。やはり分かる範囲内での理屈を

知ってやるべきですね。


古くは甲田光雄先生、現在では山田豊文先生がファスティングの

著名な医師ですが、やはりアトピーとか喘息の患者さんが多い

ようですね。アレルギー疾患は腸が震源地、ということの

裏付けになっています。冒頭、栄養療法から見るとトンデモない、

みたいに書きましたが、実はそうでもありません。栄養療法を

サプリメント療法と考えるからそう見えるだけで、栄養療法は

端的に言えば、不足分を足して過剰分を削る治療です。過剰分を

削ることはファスティングそのものですし、腸を休憩できれば

不足分を効率よく吸収することにも繋がります。そう考えると

ファスティングも栄養療法の範疇と見る事ができますね。


実は僕も試したことがあります。その時は十分知識がないまま

やってしまって、ファスティングでもの凄く不調になりました。

そして現在、知識を蓄えて再度トライしてみていますが、不調は

出ていないどころか、なかなかイイ感じ。患者さんに勧める

ためにはもう少し経過観察が必要ですが、大事なのはどういう

人に向いていて、どういう人に禁忌なのか、適応を精確に判断

することだと思います。

    2015年6月1日 月曜日

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