インフルエンザのピークも過ぎ、胃腸風邪などの感染症も落ち
着きを見せています。今年はピークが1ヶ月ほど早かったので、
もう1回ピークが来る恐れもありますが、こういう落ち着いた
時にこそ、罹患しない身体作りが重要になります。
誰しもインフルエンザや胃腸風邪になりたくてなっているのでは
ないでしょうけど、結果があれば必ず原因があるはずで、運が
悪かったぜ!…で済ませるのは次に繋がらない何とも発展性の
ない思考です。だからと言って、明らかに原因が特定できるもの
でもないのですが、免疫力の低下は大なり小なり関わっていると
思います。
特にウィルスに対する免疫は白血球の中のリンパ球が受け持ちます。
リンパ球がしっかりあれば風邪にもインフルエンザにも罹りにくい
わけです。で、このリンパ球は白血球の中の好中球とバランスを
とって増減します。好中球が増えればリンパ球は減るし、リンパ球が
増えれば好中球は減る、という具合です。ということは好中球を
増やさないようにすることがウィルスに対する免疫を維持し、今後の
予防につながることになりますね。
では好中球はどういうときに増えるか。それはストレスと低血糖時
です。仕事が忙しくて睡眠時間が十分取れず、景気づけに糖質たっぷり
の栄養ドリンクなんか飲んだ日にゃあ、好中球が上昇しまくって
リンパ球は低くなり、挙げ句しっかりインフルエンザをもらって帰る、
という寸法です。
もちろん気温が下がって気道の線毛運動が低下するとか、酵素活性が
落ちるとかの原因もありますが、気温は自力ではどうにもできないので
ストレス対策と糖質制限で免疫力を保つのが我々ができることです。