院長室

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「ベイマックス」

まさかの映画ネタ連発。なに?キミもう年末モードなん?と言われ

そうですが、そう罵られてでもこの作品を早く紹介したい!という

熱い魂の叫びによるものである、のかも知れません、的な。(笑)

 

さてそんなにプッシュするこの映画は、ディズニー・ピクサーのアニメ

なのですが、&マーベルコミックなのが実は大事。日本の宣伝CMや

ポスターでは完全に感動バディムービー風ですが、なんのなんの、

今作はベタベタのヒーローものなんですよ。原題は「Big Hero 6」で

コミック原作もあります。6人の特殊能力ちびっ子ヒーローの痛快

アクションなんですねー。なので、イメージは「Mr.インクレディブル」

に近いでしょう。

 

それでは今作は若年(+コドモな青年)男子向けなのかと言うと、

そうでもないところが恐ろしい。つまり感動バディムービーとしても、

萌え系ムービーとしても、家族愛ムービーとしても成立しているという

離れ業をやってのけているところが凄いのです。しかも設定がやたら

アジア風なので我々は嫌でも親近感を覚えるでしょう。実際に制作に

日本のアニメに携わった方が参加しているとか、主人公の声優は日系人

だとか、和風満載な作品です。主人公の名前はヒロ(=Hero)だしね。

 

最愛の兄が残したベイマックスというケアロボットと一緒に巨悪に立ち

向かうというだけのストーリーですが、アニメーションや演出の密度が

濃くて圧倒されます。事前に放送された制作ドキュメントも観ましたが、

あの現場からこんなスゲー作品が産まれるんだと思うと感慨深いです。

(何様?^ ^;)

 

これだけ全方位型の映画も珍しいですが、逆にその八方美人さが欠点でも

あるのは確かです。個人的には意外とアクのある「ヒックとドラゴン」の

方が好きだったりします。それでも年末年始の休みのうちに是非とも

観ておきたい逸品です。…にしても字幕版公開劇場が少な過ぎだよ…

いつものことだけどさ(泣)

2014年12月25日 木曜日

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