院長室

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今度はにがり

最近の診察では患者さんに「にがり液」をお勧めすることが多いです。

なに?ココナッツオイルの次はにがり液かい?!というツッコミの声は

スルーして何故にがり液を勧めるのかというと…


にがり液にはマグネシウム(Mg)というミネラルが多く含まれます。この

Mgは意外とマイナーですが、体内では極めて重要な働きをしています。

まず最も重要なのが、ATPを利用する時に必須だということです。ATPは

エネルギーそのものと言ってよく、我々の生命活動すべての燃料のような

ものです。この燃料を利用する際にMgが必須なので、Mg不足では活動性

が落ち、疲れやすくなったりします。


そして脳内の神経伝達物質という感情を左右する物質を合成する際にも

必要なので、精神神経系の活動に関与します。Mg不足は特に睡眠障害の

原因になり得ます。疲れやすいのに眠れないという人、Mg不足かも

知れませんよ。


Mgはカルシウム(Ca)とセットで動く特性があるので、昨今のCa偏重の

食事指導にも問題があります。成長期にCa、更年期にCa、とCa摂れ摂れ

キャンペーン(?)が展開されることもしばしばですが、Ca過剰になれば

Mgは相対的不足になるので、一緒に摂取することが重要です。でもMgは

なかなか食材から摂れない…そこでにがり液が登場するわけですねぇ。

その名の通り苦いので、味噌汁に10滴とか、炊飯器に10滴入れて米を

炊く、とか少量ずつを色々な食材に混ぜて摂ると良いでしょう。メーカーが

複数あって悩む場合は、商品の裏面を見てMgの配合量が多いものを選んで

下さい。(^ ^)

    2014年12月15日 月曜日

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