久々に古賀茂明さんの著書が出ましたね。元経産省官僚でありながら
脱原発などを叫び続ける変わり種。こう書くと何か軽い感じになって
しまいますが、静かな語り口で論理的、客観的に解説する様は一時期、
報道番組でも見る事ができましたが、最近はめっきり登場しなくなり
ました。古賀さん本人が断っているというよりも、テレビ局が登用する
ことに及び腰になっているような気がします。
以前お昼のワイドスクランブルに木曜レギュラーで出演してましたけど、
くだらない質問ばかり振られていたのが気の毒だったので、あんな演出
されるくらいなら出なくてもいいと思いますが。(^ ^;)
…と、イキナリ脱線してしまいましたが、その古賀さんの著書はどれも
衝撃的な内容です。そして今回、「国家の暴走」が上梓されました。
これまた処女作「日本中枢の崩壊」に負けず劣らずの衝撃作で、特に
外交、安全保障分野について細かく語られています。
世間を騒がせた集団的自衛権について、何となく知っているような知らない
ような…ま、でもそんなオオゴトにはならないんでないの?と思っている
アナタ!内閣改造で石破さんがどのポストに就くかでヤンヤヤンヤ騒いで
いた報道番組に乗せられて知った風な顔してたアナタ!(あ、それ、僕)
そもそも地方創生担当大臣が設けられた真の意味を知っていますか?
これらの問にアッサリ答えてくれるのがこの「国家の暴走」です。古賀さん
の著書は問題提起だけでなく、いつも必ず秀逸な解決策も併記されるのが
素敵な所です。「へーへー」はもちろん(古い)、「ダメよ〜ダメダメ」と
安倍政権にツッコミを入れる(無理矢理新しい)ことができます。
秋の夜長に読む本はこれで決まり!