「Bスポット治療」ってご存知ですか?「B」は鼻咽腔の頭文字で
ちょうど鼻の穴の突き当たりに位置します。ここに炎症があると、
実に多彩な全身症状が引き起こされることが分かっており、この
鼻咽腔の炎症を鎮める治療が「Bスポット治療」です。
ただこの治療、実に痛い。塩化亜鉛という薬を鼻咽腔に塗るだけなの
ですが、海水が鼻に入った時のようなツーンとする痛みがあるんですよ。
しかも炎症が激しい人ほど治療の痛みもひどいので、もう50年以上
前に発明された治療法なんですけど、現代ではあまり知られなくなって
います。
当初は風邪や頭痛などの頭頸部の疾患に用いられていたようですが、
次第に全身の炎症性疾患や、精神的な疾患、アレルギー疾患にも応用
されるようになりました。現在の難治と言われる疾患もやはり炎症が
治まらないことが難治の原因にもなっているので、この治療に目を
付けたわけです。
最近では「Bスポット治療」をさらに発展させた「6スポット治療」
なんてのもあるらしく、細々とでも、知る人ぞ知る治療のようです。
しかし誰しも痛いのは嫌ですよね。塩化亜鉛を薄めればそれも軽減
できますが、効果がなくなっては意味はないし。かと言ってあまりに
痛いと続かないし。炎症改善と共に治療の痛みも減るようなので、
やるならば続けたい治療なのですよね。
この辺りを鑑みて実戦投入すべく日々悩んでます。今冬には間に合わせ
たいと思っています。また報告します。