やっと夏休みが終わって、ホッと一息ついているお母さん方も多いと
思いますが、僕にとっても夏休みは厄介なのです。そう、映画館のライン
ナップがお子様シフトになるから!まあ当然と言えば当然で、僕も子供
の頃はドラえもんを観に連れて行ってもらったものですが…。なので
必然的にどうしても自宅鑑賞が増えるのです。そんなわけで、お送りします。
・スノーピアサー
いやあ、バカだ。そして大好きだ。公開当時は設定がバカらしくてスルー
したんだけど、観てよかった。寒気によって人類が滅亡し一握りの生き
残った人々は走り続ける列車の中で大層なヒエラルキーの中で暮らしている。
ね?意味不明でしょ?(笑)でもこの突き抜けた設定を最後には納得させて
しまう迫力があります。俳優陣もよかった。ティルダ・スウィントン、すげー。
・リベンジ・マッチ
スタローンvsデ・ニーロのボクシング映画、と聞いただけで胸躍る人向けの
作品です。(^ ^;)年老いたボクサーが若い頃の決着をつけると言うだけの
ストーリーですが、そこかしこに「ロッキー」と「レイジング・ブル」の
パロディが。ついでに「リトル・ミス・サンシャイン」も?ここらにニヤニヤ
しながら楽しむ映画なのでストーリーはわざとシンプルにしたのかも。でも
それで正解。さすがの両雄を堪能できます。
・スタンリーのお弁当箱
珍しくミュージカルパートのないインド映画です。しかもこちらも珍しく尺が
短い。(笑)スタンリー少年の通う学校でのお弁当に絡んだ一悶着、な映画
ですが、実は決してほのぼの学園ドラマではありません。そしてそれが明か
されるのは最終盤になってから。それまでは「?」も浮かぶようなヘンな映画
です。これで尺が160分とかあったら観るのやめてたでしょう。(笑)
我慢強さに自信がある人はどうぞ。
・ハリケーン・アワー
今は亡きポール・ウォーカーさん主演のディザスター・ムービーです。子供が
産まれたまさにその日に記録的なハリケーンが病院を直撃するというお話。
電源が喪失し子供の生命維持のために手動で電気を供給しながら、脱出方法を
模索するという、もうどうやって助かるのよ?!と思わず唸るハラハラ感を
味わえます。小粒ですがスパイスの利いた作品ですなぁ。ちなみに今週ポール・
ウォーカーさんの遺作が公開されますね。
・武器人間
いやあ、バカだ。あれ?2回目?(笑)第2次大戦中、秘密任務で行動中の部隊
が遭遇したのは、体に武器を仕込まれたナチスの人造兵士たちだった!ね?バカ
でしょ?人造兵士たちもデキの悪い特撮レベルなので、はっきり言って噴飯もの
の映画なんですが、もちろん狙ってやってるので、バカ&グロが好きな人には
堪らないでしょう。この分野ではタランティーノ、ロバート・ロドリゲスという
巨頭がいるので、ちょっと2番煎じ的な印象になってしまいますね。