暑さのピークは過ぎた…のか?ホント?と言うくらい今日は
暑かったですが、やはりまだまだ熱中症の対策は必要です。
熱中症というと、意識を失って搬送されたり、そのまま死亡
してしまったりと、コワイ病気という印象があるのではない
でしょうか?報道で啓蒙してくれるのはよいのですが、コワイ
側面だけを伝えると、逆に軽症を見逃す危険があります。
とは言ってもベースは脱水とミネラル不足ですので、予防と
治療はそれら補給することです。特に難しいことではありません。
ではなぜ、これだけ多くの方が搬送されたり亡くなっている
のかと言うと、脱水に気付かないケースが多いからです。通常
脱水があれば、ノドが渇いたりするので対策が立てやすいの
ですが高齢になればなるほど、この口渇を感じなくなります。
なので、脱水のサインがないまま熱中症に移行してしまうのです。
なのでやはり口渇を感じる前に、できれば時間を決めて定期的に
水分と塩分の補給をすることが肝要です。トータルの量はあまり
気にせずに、特に汗をかいていなくても2時間に1回くらいは
摂取してください。
何とか熱中症に移行しないようチェックできないか、という質問
も頂くのですが、これは脈拍と便の性状が指標になります。普段
より脈が速い、便が硬い、といった状態は脱水のサインであること
があります。こういう場合も口渇がなくても水分と塩分を補給した
方が無難と言えます。