院長室

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熱中症のサイン

暑さのピークは過ぎた…のか?ホント?と言うくらい今日は

暑かったですが、やはりまだまだ熱中症の対策は必要です。

熱中症というと、意識を失って搬送されたり、そのまま死亡

してしまったりと、コワイ病気という印象があるのではない

でしょうか?報道で啓蒙してくれるのはよいのですが、コワイ

側面だけを伝えると、逆に軽症を見逃す危険があります。


とは言ってもベースは脱水とミネラル不足ですので、予防と

治療はそれら補給することです。特に難しいことではありません。

ではなぜ、これだけ多くの方が搬送されたり亡くなっている

のかと言うと、脱水に気付かないケースが多いからです。通常

脱水があれば、ノドが渇いたりするので対策が立てやすいの

ですが高齢になればなるほど、この口渇を感じなくなります。

なので、脱水のサインがないまま熱中症に移行してしまうのです。


なのでやはり口渇を感じる前に、できれば時間を決めて定期的に

水分と塩分の補給をすることが肝要です。トータルの量はあまり

気にせずに、特に汗をかいていなくても2時間に1回くらいは

摂取してください。


何とか熱中症に移行しないようチェックできないか、という質問

も頂くのですが、これは脈拍と便の性状が指標になります。普段

より脈が速い、便が硬い、といった状態は脱水のサインであること

があります。こういう場合も口渇がなくても水分と塩分を補給した

方が無難と言えます。

2014年8月18日 月曜日

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