いやぁ、やりたい放題ですなぁ。いつものことですが。どユルい
ギャグで一世を風靡…していない(笑)マニアックな福田雄一監督の
最新作です。
地球外から来る怪人たちに女子だけで結成された秘密の戦隊が立ち
向かう、という話。こういうアツイ題材は大好きですが、もちろん
福田作品なので、怪人に「5人揃うまで一瞬待って!」とお願いしたり
怪人が律儀に2時間待ったり、とまあ考えつく限りのユルネタをぶち
込んでくるわけですよ。いまや吉本新喜劇に匹敵する「お約束番組」
とも言える戦隊モノを愛を持って皮肉るのは福田監督だからこそ
なせる業でしょう。
しかしながら、わざわざ映画にするほどかぁ?という疑問はついて
まわります。何度も同じ展開を繰り返す題材なので、むしろテレビ
ドラマでやった方がインパクトあったように思います。視聴率は望め
ないでしょうけれども。要は「水曜どうでしょう 劇場版」は大して
魅力的ではないよね、ということ。意味ワカンネ?(笑)
キモの主演陣は桐谷美玲とか山本美月とかキレイどころを集めながら、
しっかりキャラを立たせているので、見た目に楽しい。事務所に配慮
してか(笑)、恒例のヘン顔はなし。でも代わりに言葉責め?アリ。
美女達に「う△こ」連呼させてます。(^ ^;)
ちなみに今年は指原莉乃主演の「薔薇色のブー子」という作品もあり
ましたが、こちらはヘン顔ありまくり。というかやり過ぎ。指原さんは
福田作品の常連で、これまでも散々いじられまくっているので、もうこれ
くらいやんないとファンが驚かないのかも知れんですな。かわいそうに。
楽しいけど。こちらの作品は2週間で打ち切りの刑にあうなど、ヤバめ
のデキだったのですが、そもそも福田監督は映画に不向きなのかも
知れないですね。これからもこっそり変な作品を作り続けて欲しいです。