院長室

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漢方薬はいつまで飲むの?

「漢方薬は長く飲んでやっと効く」というのが間違いだと言うことは

これまで何度か書いてきましたが、効いた漢方薬は一生飲み続けるのか?

という質問をしばしば頂きます。良い質問です。


答えは NO です。西洋医学と診断の仕方が違うだけで漢方薬も単なる薬

ですから、西洋薬に置き換えると分かりやすいかも知れません。痛み止めや

風邪薬など、症状が治ったら飲むのは中止になりますよね。予防のために

風邪薬を毎日飲んでいる人はいないと思います。


いやでも高血圧や糖尿病の薬は一生飲めって言われたけど?と思う方も

いるかも知れませんが、これは根本治療をしていないから飲み続けなければ

いけないということで、高血圧や糖尿の原因が治ってしまえばもちろん

中止して構わないわけです。


漢方薬も「飲み続けたら体質が変わる不思議な薬」ではないので、中止したら

症状が復活してしまう場合もあります。こういう場合はその原因を探りあて

原因に対する治療を併せる必要があります。逆に漢方薬を中止しても症状が

戻らない場合もあります。これは風邪やケガのように一過性の病態だったの

でしょう。


現実的には必ずしも原因がはっきりするわけではないので、効果のあった

漢方薬は落ち着いているのを見計らって減量していきます。それで症状が

戻らないのであれば、当然終了です。戻ってしまうようであれば再開して

原因を探りに行く、という手順です。


「いや、飲んでる方が安心だから続けるよ。」という方もたまにみえますが

漢方薬だから安全、ということは決してないので、なるべく不要な薬は飲まない

よう勧めています。

    2014年6月16日 月曜日

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