院長室

« 10月 2019 11月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

糖質制限で不調が出た!

糖質制限が注目されるようになり、関連書籍も増えました。どうしても

そういった情報は「良い側面」を強調するので、どういう人は糖質制限

すべきでないか、どういう場合は糖質を摂った方が良いか、なんてことは

知られずじまいになってしまいます。


ウチには最近、パラパラと「悪い側面」が出てしまった方がみえます。

症状としてはふらつきや倦怠感が多いです。最初は調子よく痩せて、食後の

眠気もなくなったのになぜ…?


糖質制限というと糖質が全て悪者のように捉えられがちですが、我々は

血糖値がゼロになれば死んでしまいますから、人間にとって糖質は必要

不可欠であることを忘れてはいけません。生命活動を維持するための

糖質を何から得るか、が問題の本質なのです。そしてその方法は大きく

2つ。外から入れるか、自分で合成するか、です。外から入れるのが最も

手っ取り早いのですが、人間は糖質を貯めておく倉庫が小さいので、

過剰に摂ればすぐにあふれてしまいます。これが生活習慣病の原因になり

ます。なので、生活習慣病に糖質制限、は正しいですね。


問題はもう一つのルート、自分で合成することです。糖質の倉庫は小さい

ので血糖値を維持するためにはこのルートがとても大事です。ですから

ここにトラブルのある人は容易に低血糖になりますから、糖質制限を

厳しくすべきではないことになります。タンパク質不足、ビタミンB群不足、

副腎疲労、これらがこのルートのトラブルを起こしやすいです。

糖質制限で不調になる人はほとんどがこのパターンですね。


現在、糖質制限をすべきかどうか、継続して良いか、は一般的な血液検査

でもおおよそ推理ができますので、糖質制限にチャレンジしている方は、

なるべく定期的に検査をされたほうがいいと思います。

    2014年6月5日 木曜日

    カテゴリー 院長室

    タグ