院長室

« 7月 2024 4月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

花粉襲来

今年はインフルエンザも例年ほどの大流行は見せず、そろそろ終息

しそうな感じです。それと入れ替わり(?)に花粉症が始まりますね。

ウチでもここ1週間で花粉症の患者さんがどっと増えました。


花粉症をはじめとしたアレルギー疾患の震源地は腸内環境であるという

ことは何度か紹介しましたが、もちろん花粉症も例外ではありません。

とは言え腸内環境を改善させるのは容易ではありません。もうオン

シーズンとなってしまった今では、対症療法に終始せざるを得ないのが

現実です。


対症療法を行う場合は、もうとりあえず効けばいいので、西洋薬だろう

が漢方薬だろうが構いません。両方使ったっていいんです。西洋薬は

あまり選択肢がないですが、漢方薬は選択肢が豊富なので西洋薬で

効果がなかったり、副作用が出た場合は漢方薬がオススメですね。

一番メジャーなのは小青竜湯ですが、これは鼻汁や涙、くしゃみが

メインの時に有効で、充血やかゆみの方が強ければ越婢加朮湯が良い

です。


あと意外とプラセンタ注射も効果があります。日頃からプラセンタを

打っている人が花粉症の症状が弱くて済んだ、という例はよくあります。

内服と違って自分で調節できない欠点がありますが、不眠や疲れなど

の他の症状にも効果が期待できるのが長所ですね。


妊婦さんや授乳中の女性であまり薬を使いたくない、という方はまずは

ワセリンを鼻の穴と眼の周りに塗ることでしょう。まったく無害で

それなりの効果が望めます。症状が出る前に塗らないと無意味ですが。


まあ以上が対症療法のまとめですが、やはり腸内環境を悪化させることは

自分の首を絞めますので、空腹時に糖質を摂らないこと、便秘にならない

こと、もとても重要です。

2014年2月24日 月曜日

カテゴリー 院長室

タグ