院長室

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アルコールとの付き合い方

昨日は今年初めてのオルソモレキュラー療法のセミナーでした。講師はいつも

のように溝口先生で、いつものように聞き取りやすい声ではっきり話されるん

ですが、6時間余りの間、人前で同じ声の張りで話し続けるのはとても疲れる

と思います。僕もたまに講演したり、授業で話したりしていますが2時間で

ギブだもの。(^ ^;)

やっぱり日頃の栄養の賜物なんでしょうか。


さて、講義の内容は既に数回聞いていることなんですが、「へぇ〜」とか「そう

だったんだ!」と思うこともしばしばで、自分の覚えの悪さにガックリして、でも

何度も感動できて幸せじゃん!なんて無理に自分を励ましたりしていました。(笑)


特に今回改めて勉強になったのが、アルコールの摂り方です。糖質制限の立場から

ですと、日本酒やビールなどの醸造酒を控えて、ウィスキーや焼酎などの蒸留酒を

勧めることになるんですが、そもそもアルコールが分解される過程でグリセリンが

生成され、それが中性脂肪になるんですね。

ということは、蒸留酒でもたくさん飲めば中性脂肪は上昇すると言うことです。

糖質制限しているのに中性脂肪が下がらない方は、やっぱりお酒を控える必要が

あるわけです。


また、お酒を飲み続けると脂肪が肝臓に溜まり脂肪肝になってしまうのはよく

知られていますが、そうなると肝臓は糖質を十分に蓄えられなくなり、低血糖に

なりやすくなります。そうすると、すぐに糖質が欲しくなりまた中性脂肪が溜まり…

という悪循環が完成するわけですね。当然低血糖を繰り返せば自律神経症状も

でやすくなるので、冷えや動悸や不眠も出現し、ますます不調になり向精神薬が

手放せなく…なんてことになるかも知れません。


ということで、今年はお酒に関する指導は少し厳しくなるかも知れませんぜ。(笑)

2013年1月21日 月曜日

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