院長室

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仕事納め

本日をもって、今年の診療は終了しました。当院を利用して下さった方々、

ありがとうございました。m(v v)m


医師の役割は、広い意味では「治すこと」だと思っていますが、日々の実際の

診療での行為は「提案すること」です。患者さんの希望をくみ取って、それに

合うような治療を提案し(まあ時には強制しますケド ^ ^;)、なるべく効率よく

効果を上げることに貢献するのが僕の仕事です。

そのためには「専門家にならないこと」にいつも留意しています。例えば漢方を

やっているとつい何でも漢方薬で治したいと思ってしまいがちですし、遠絡療法

やAKA-博田法のような特殊治療をしていると、何でもそれで解決しようとして

しまいます。これは医師のエゴどころか、結果的に「見逃し」を産む原因になる

と考えています。しっかり適応を見極めて提案する能力、というのが絶対に必要

だと思います。


そういう姿勢でいると症例数が増えなくてウデが上がらない、というジレンマも

あるのですが、まあそれは諦めて頂いて(オイ)、常に患者さんの訴えに敏感な

医師であることで貢献していきたいと思っています。


それから、やはりスタッフの協力というのが不可欠であるのを日々実感します。

僕は事務職であろうが看護師であろうがクリニックに勤務する以上は平等に医療者

であると思っていますし、また「医療はサービス業」なんて改めて宣うのには

抵抗を感じるくらい医療はサービスを包括していると考えているので、スタッフに

求めるレベルは結構高いです。今年1年、それについてきてくれたことには素直に

感謝したいです。まあこういう考えがスタッフに浸透すれば僕も楽できるわけ

ですし。(^皿^)


来年も、このような考えは変わることはないでしょうから、この辺りの軸はブレない

ように、かつ柔軟な姿勢で診療に取り組みたいと思います。来年もどうぞ宜しくお願い

致します。どうぞ良いお年を!

2012年12月29日 土曜日

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