この週末は北海道時代の恩師が来られたり、学生時代の部活のOB会が
あったりと忙しく過ごしました。こうなるとどうしても過去を振り返る
ことになるのですが、まずは「ああ、結構生きてきたのだな。」という
漠然とした感想。
ちょうど僕らの年代は先輩と後輩が同じくらいいる中間の世代で、いわば
つなぎ役になります。古い時代の良さも分かるし、新しい時代の感性にも
惹かれます。会社に例えれば課長クラス、社会で言うと高齢者を支えつつ
子供を養うという位置ですね。うまくできているもので、ちょうどやっぱり
僕らが支点となって色んなバランスを取るという構図になるんですなぁ。
自分の経験値が溜まってくるからこそ、先輩方をリスペクトできるし、先輩を
リスペクトできるから、若手にチャレンジさせたくなるんだと思います。
本業である医業においては僕のルーツは北海道なので、北海道時代の恩師に
会うと当時の話に花が咲きます。もともと人の言う通りにするのが嫌いな僕
なのですが(笑)、昔は素直に聞けなかったことが今は何故かすっと腹に
落ちる、なんてことも増えました。これも経験値の上昇なんでしょうね。
誰かに教わって、誰かに伝えていくという当たり前のような流れがとても
貴重に思える週末でした。日常の業務から少し離れて、自分を俯瞰しこんな
思案に耽るのも良いものです。