予想に反して、今年は夏になってもヤケドの方が来院されます。
冬はカイロやストーブが原因になるので高齢の方が比較的多い
のですが、この季節はほとんどが小児です。先日はバイクの
後部座席に乗せてもらった子が、マフラーに下腿がついてしまって
受傷したなんてケースが連続で来ました。
それにしても、来院される子の親御さんはやはりネット活用率が
高いらしく、ほとんどの方がネットで湿潤療法を見つけて来院、
というパターンです。最初から湿潤療法を希望して来院されるので、
湿潤療法について順を追ってお話をして、うさん臭がられながら(笑)
納得してもらってから治療を始めていた以前に比べると、ずいぶん
とやりやすくなりました。
これもひとえに、湿潤療法の産みの親である夏井先生が精力的に
啓蒙活動をされている結果だと思いますが、理解を示さない医師が
まだまだ多いのには驚きます。反論する医師は、湿潤療法で重症感染症
が起きたとか、医療用と認められていない被覆材の使用は問題だとか、
素人が聞いても首をかしげたくなるようなお粗末な論拠を恥ずかしげも
なく展開させています。そして湿潤療法で良くなった患者さんに攻撃
されている模様です。(笑)
パラダイム・シフトが起こるためには40年必要なんて言われますが、
この調子でたくさんの患者さんが良くなってもらえると、意外と早く
変革が起きそうでワクワクします。その時、アンチ湿潤療法の先生方が
どんな言い訳をするのかはもっと楽しみです。(性格ワル ^ ^;)