院長室

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今年も講師で

専門学校の講師の仕事がまた始まりました。柔道整復師を

目指す学生を教えるわけですが、去年の国家試験の合格率が

異様に高かったので、今年は難易度が上がると読まれています。

今年の受験生はしっかり準備しないと厳しいと思います。


まあその一端を担う仕事なわけですから、責任は重大です。

医師国家試験もそうですが、真正面から挑んでも無駄が多いです。

臨床に直結しないような、意図不明な問題も結構あるため

それらに時間を割くのはナンセンスです。しかもマークシート

試験なので、その人が臨床に向いているかどうかなんて微塵も

評価はされません。ある意味、テクニックで問題を解けるように

ならないとダメなんですよ。一度国家試験に落ちている人が

言うと説得力がありやす。(笑)


とは言え、臨床に出て右往左往するようでは患者さんの迷惑

ですから、僕はその辺りを結構重視して講義しています。試験に

直結はしないけど、臨床に出たら使えますぜダンナ、みたいな。

正確な知識と確かなウデを持つ、のは確かに大事なんですが、

僕ら町の臨床家に最も必要とされるのはコミュニケート力だと

思っています。患者さんや患者さんの家族、そして自院の

スタッフ、各種業者さん、など人と話をするスキルが高くなければ

どこかでつまずいてしまいます。


3年間で臨床の現場に放り出される彼らは、ある意味医師よりも

過酷です。国家試験の勉強で臨床の能力は決まりません。自分の経験

を踏まえて、きっちり締め上げたいと思います。(笑)

なんせ、一度国家試験に落ちている…(^皿^)

2012年4月12日 木曜日

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