昨日で今年度の専門学校での授業が終了しました。生徒たちは
これから国家試験を経て柔道整復師になるわけです。学生時代
自他共に認めるダメ学生だった僕が偉そうなことは言えませんが、
国家試験なんてのは教科書的な知識を問われるだけのもので、
決して受験生の優劣を計るものではありません。国家試験に首位で
合格したから腕のいい治療師になれるなんてことはないわけです。
国家試験に合格してからは医師よりもむしろ厳しい世界かも知れません。
「医師不足」は社会問題になっても「柔整師不足」が話題になることは
ありません。それでも専門学校が乱立して毎年結構な人数の柔整師が
輩出されます。要は需要と供給のバランスが破綻する可能性があるのです。
しかも保険で賄われる治療行為は制限があります。生き残るのは工夫が
必要な業界になってくるでしょう。
ただ逆に言えば、いろいろなチャレンジができる職であるとも言えます。
世間のニーズを読んで必要なものを上手く取り入れられれば、良い結果が
生まれると思います。なんせここ数日でトマトが品薄になってるんですから。(笑)
もちろん人の体を触る仕事ですから、患者さんと良好な人間関係を築ける
ってことが大前提です。僕にはない発想を持つ頼れる柔整師が産まれることを
期待しています。