巷を賑わす消費増税論ですが、どうなりますかね。
民主党内では反対派が離党し、野党は政局を有利に
進めるためにもちろん反対。国民には正確な情報が
与えられず政治家(と官僚)だけが喧々諤々の論争を
している、というのが現状でしょうか。
まあ財務省寄りの野田首相が主導する時点でうまく行き
そうにないというか、そもそも財務省寄りだから首相に
なれたんだから当然こういう展開になるわな、とは思います。
本当に財源に見通しが立たなくて、国益のためになる
のなら増税やむなしですが、再建計画のない増税では
やはり納得は得られないでしょうね。
責任の所在を明確にしない、という官僚の常套手段がどんどん
明るみに出るだけなので、今の状況は官僚にとってもマイナス
だと思うんですけどねぇ。
医療界でも実は消費増税は大きな問題です。皆さん病院で
消費税を払ったことはないと思いますが、薬の仕入れなどに
はしっかり消費税はかかっており、つまり現状消費税は医療側
の負担となっているんです。
4月の保険改正では薬価(患者側の負担)は下がるみたいですが
消費増税が実現すると、仕入れ値の方が高くなるなんて場合も
あり得ます。なので消費増税は医院経営に地味にダメージに
なるんです。