一昔前は成人病と言われていた、生活習慣病ですが、その主な
疾患は高血圧、糖尿病、高脂血症です。これに高尿酸血症や肥満症など
が続きます。
これらの疾患は将来心筋梗塞や脳梗塞の危険性を孕むので、世界一の
長寿国たる日本では、高齢になって困らないよう、生活習慣病の撲滅に
力を注いでいるのです。最近では健診でひっかかるケースも多く、これから
益々増加するのではないかと思います。
生活習慣病は、自覚症状に乏しいのが厄介で、いかにコントロールするかが
重要です。その名が表す通り、生活習慣を改善することが大前提なのですが、
コントロール不良な場合は薬物治療に移ります。
やはり西洋薬の方が“キレ”は良いと思いますが、薬の種類は増えてしまう難点が
あります。
漢方では生活習慣の病態は“余分なものが体内に蓄積されている”と考えるので
極端にいえば、高血圧だろうが糖尿だろうが高脂血症だろうが“余分なものを捨てる”
薬を使用します。
好みは分かれると思いますが(笑)、漢方薬でも対応できます。